ごあいさつ

 

 社会福祉法人美熊野福祉会は、紀伊半島南部の熊野川河口に位置する和歌山県新宮市にて事業運営をしております。

 新宮市は、海・山・川の大自然に恵まれ、また「紀伊山地の霊場とその参詣道」の世界遺産や、佐藤春夫・中上健次・東くめ等を輩出した歴史・文化の地でもあります。

 ただ、地理的には三重県との県境で、奈良県との県境も近く、どこに行くにも大変不便な過疎の地であり、まさに「陸の孤島」といわれる地域です。そのような地域ですので、人材や施設等も少なく、障害児者やその家族が大変な苦労をしてきた時代がありました。

 
 当法人は、昭和63年に入所施設「杉の郷」を開設し、重度の知的障害、自閉症の方はもちろん、盲・ろう・身体などの重複障害のある方々を受け入れる県内初めての施設として運営してまいりました。

 現在は、新宮市内に2入所施設、2通所施設、1基幹相談センター、4グループホームを運営し、職員も約180名というところまで発展してきています。

 

 国の動向や、当地域の障害児者が必要としている事を常に考え、最近では手話奉仕員養成講座や、地域生活支援拠点整備事業を当地域の6市町村から委託を受け実施しています。

 また、就労支援事業も必要性が高いことから、「ワークランドそら」を立ち上げ、B型作業所として「カフェそら」をオープンし、地域の皆様に来ていただける明るいお店を目指し、利用者さんと共に頑張っています。

 

 当法人が設立してから現在に至るまで、特に設立当初には、初代理事長・事務長初め関係者は大変苦労をしてきたとお聞きしています。

 その先輩達の思いを引き継いでいくと共に、今後も当法人の理念に基づき、利用者中心の支援に徹し、より良い施設、より良い法人を目指す所存でございます。

 また、障害児者にとって必要なサービスを当地域で提供出来るように、当地域の関係機関・施設等と一緒になって取り組んでいきたいと思っております。

 今後とも、皆様方のご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

                                   令和元年6月1日
                                    社会福祉法人  美熊野福祉会
                                       理事長  森    常 夫

 

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